びわ葉混合発酵茶末の紹介
長崎県の研究機関と大学(長崎県立大学、長崎大学、九州大学)の研究プロジェクトにより「びわの葉を用いて茶葉を発酵させる技術」が開発されました。この技術を用いて作られた発酵茶には、普通の緑茶にはない、カテキン同士が結びついてより大きな分子になった「カテキン重合ポリフェノール」が含まれることがわかっており、その健康効果が注目されています。
シャルレでは、びわ葉混合発酵茶を粉末化して摂取することで得られる効果について、独自に検証を行いました。
びわ葉混合発酵茶末を摂取することで、生活習慣病予防につながる結果が得られています。
びわ葉混合発酵茶末の
3つの特長
上記以外にも、BMI値※、ウエスト周囲径、体重や体脂肪が低下する傾向が確認されています。
※BMI値:体重と身長から算出される肥満度を表す指数で、肥満度が高いと高値になります。
試験実施方法(全試験共通)
- 試験食品
- びわ葉混合発酵茶末
- 被験者
- 内臓脂肪面積が60-110cm2の成人男女20名
(HbA1cのみ22名) - 試験期間
- 8週間
- 飲用方法
- 1日の中で食事量の多い食事(夕食等)の前に摂取
- 試験機関
- 株式会社KSO
特長①
内臓脂肪の低下作用について
8週間の飲用で、
内臓脂肪面積が低下しました。
下のグラフ(図1)は試験食品を8週間摂取したときの内臓脂肪面積(平均値)の変化を示しています。
びわ葉混合発酵茶末を摂取することで、内臓脂肪が徐々に低下し、摂取前、平均約80cm2だった内臓脂肪面積が、約75cm2になっていることを確認しました。
内臓脂肪が多くなると、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病のリスクが高くなることが知られており、メタボリックシンドロームの判定基準(内臓脂肪面積100cm2以上)のひとつになっています。
今回の結果から、びわ葉混合発酵茶末を継続的に摂取することで、生活習慣病のリスクが低減できることが確認されました。
図1 内臓脂肪面積の変化
特長②
血糖の上昇抑制作用について
摂取期間中、摂取前と比べて
血糖の上昇が
抑えられて
いることが示唆されました。
下のグラフ(図2)は試験食品を8週間摂取したときのHbA1c(糖化ヘモグロビン)※の変化を示しています。摂取前、平均5.64だった値が摂取4週後には5.57に低下し、8週後もそれを維持していることを確認しました。血糖値は血液中の瞬間的な糖の値を見るため、測定時間や食事の内容等によって、変動が大きくなりますが、HbA1cは長期的な(過去1~2か月間)血糖の状態を判定できます。今回の結果は、びわ葉混合発酵茶末の摂取を開始した4週後からHbA1cが低下しており、摂取期間中の血糖の上昇が抑えられていたことを示唆しています。
※HbA1c/糖化ヘモグロビン:血液中のヘモグロビンと糖が結合したもので、過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を表す指標として糖尿病の判定などに広く用いられています。
図2 HbA1c
(糖化ヘモグロビン)の変化
特長③
悪玉コレステロールの低下作用について
4週間の飲用で、悪玉コレステロールが低下し、
8週後も維持されていました。
下のグラフ(図3-1)は試験食品を8週間摂取したときの血中の悪玉コレステロール(平均値)の変化を示しています。摂取前、日本動脈硬化学会が設定している正常値の上限付近だった悪玉コレステロール※1の値が、摂取4週後には正常域になっており、8週後もそれを維持していることを確認しました。
一方で善玉コレステロール※2の値は変化がなく、悪玉のみが減少していることが確認されました(図3-2)。
近年、単にコレステロールを下げることだけでなく、善玉と悪玉のバランスが重視されており、LH比※3を下げることが動脈硬化の予防等に効果的であると言われています。今回、びわ葉混合発酵茶末を摂取することでLH比を改善する傾向があることが確認されました(図3-3)。
※1 悪玉コレステロール:LDL-コレステロールのことを指します。
※2 善玉コレステロール:HDL-コレステロールのことを指します。
※3 LH比:「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール」で示される比率のことで、数値が高いほど、動脈硬化のリスクが高まることが知られています。