食事
お弁当の彩りから休日ブランチの主役まで簡単に変身!常備菜「かぼちゃの煮物」とアレンジ料理3品
今の季節、ハロウィンの飾りなどで目にする機会も多くなるかぼちゃ。ビタミンや食物繊維がたっぷり含まれているので、ぜひ食卓に加えたい一品です。定番のかぼちゃの煮物は、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、実は色々なアレンジができる優れもの!たくさん作った煮物を冷凍しておけば簡単にできるメニューを3品ご紹介します。
まずは基本。甘みがおいしいかぼちゃの含め煮
<かぼちゃの含め煮>
材料(4人分)
かぼちゃ 300g
出 汁 2カップ
砂 糖 小さじ2
みりん 小さじ2
醤 油 小さじ2
作り方
1.かぼちゃを電子レンジ又は蒸し器を使って、包丁で切れる程度まで加熱して、調理しやすい大きさに切る。◎Point:先に加熱することで、硬いかぼちゃが切りやすくなります。
2. 鍋に出汁を入れて煮立て、かぼちゃを加え落し蓋をして煮る。
3.砂糖・みりん・醤油を加え煮汁がなくなるまで煮含める。
お弁当の彩りやおもてなしの1品に。形もカワイイかぼちゃの茶巾
<かぼちゃの茶巾>
(材料)
かぼちゃの含め煮 200g
白ごま 適量
1.かぼちゃをラップや巻きすで包み、海苔巻を作る要領で四角く成型する。◎ポイント:ちょっと力を加えれば簡単に形が作れます。
2.カットして側面や上にゴマをふりかける。
味付けを変えなくても、見た目が変わるとちょっとオシャレな雰囲気に。お弁当箱にも入りやすくなります。ラップで包む時に四角ではなく丸く包み、干しぶどうをのせても◎
ちょっぴり和風な大人の味に。かぼちゃ豆乳スープ
<かぼちゃ豆乳スープ>
材料(2人分)
かぼちゃの含め煮 100g
和風だし 150ml
豆乳(又は牛乳) 50ml
塩 少々
コショウ 少々
水菜 少々(代わりにあさつきでもOK)
1.ブレンダーにかぼちゃの含め煮をいれ、少しずつ和風だしを加えて撹拌する。
2.1を鍋にいれて中火にかけ、豆乳を加える。
3.塩・コショウを加えて味を調整する。
4.細かく切った水菜やあさつきなどを浮かべて彩りをプラス。
含め煮で味がついているので、美味しいお出汁(かつお×こんぶ)さえあれば、忙しい朝に簡単に汁物を1品プラスできます。あっさりとした風味で飲みやすく、優しく体を目覚めさせてくれそう。さらに、長ネギや生姜汁を加えれば、肌寒い日にもピッタリです。
トッピングに刻んだオクラ・茗荷を加えるといいアクセントになりますし、豆乳の代わりに牛乳で作ればカルシウム不足解消に…と、いろいろなアレンジが可能。ぜひ、いろいろ挑戦して「我が家のお気に入り」を見つけてください。
カフェ気分のブランチの主役に。食べごたえ抜群!秋のオープンサンド
<秋のオープンサンド>
材料(1人分)
ライ麦パン(6枚切り) 1枚
かぼちゃの含め煮 50g
ベビーリーフ 20g
ロースハム 10g
スライスチーズ 9g(1/2枚)
クルミ(砕いたもの) 3g
粒マスタード 小さじ1
マヨネーズ 小さじ1
黒コショウ 少々
1.かぼちゃの含め煮をよくほぐし、マヨネーズを加えてつぶす。
2.クルミを砕いて1と混ぜる。
3.パンに粒マスタードを塗り、2をのせる。
4.ベビーリーフ、ハム、スライスチーズをトッピングして完成。
和の煮物が洋風サンドにチェンジ。粒マスタードや香ばしいクルミがアクセントに。お好みの具材をプラスしてもおいしくいただけます。オススメはカッテージチーズやスライスアーモンド。ラップサンドやロールサンドにしてリボンで結べば、秋の行楽日和にピッタリ、おしゃれなお弁当に。
かぼちゃの含め煮を冷凍保存するときは、あらかじめ食べやすい大きさにカットしたり、ペーストにしておくと便利。今回ご紹介したメニュー以外に、コロッケやお焼きなどのメニューにも使うことができます。
吉岡 悠里可(よしおか・ゆりか)
管理栄養士
管理栄養士・日本糖尿病療養指導士。現在、都内クリニックにて糖尿病をはじめ、生活習慣病の栄養指導にて活躍中。フードコーディネーター(商品カタログ等)、企業商品開発業務なども行う。