健康
あなたは大丈夫? 気になるワキのニオイ解決3箇条!
いよいよ暑い夏の到来です。この季節、こんな思いはしていませんか?
☑夏はワキ汗が気になってつり革をつかみにくい
☑大量にワキ汗をかくのが不安
☑ニオイは指摘されないけれど、ニオっているのではと気になる
☑ワキ汗のケア方法が知りたい
いつも以上に気を付けたいデオドラント対策。特にワキは汗をかきやすく、チェックに当てはまることが多いなら注目を。ニオイの要因と対策をしっかり身につけて、暑い季節を乗り越えましょう!
ワキのニオイを絶つためには、要因をしるべし!
汗のニオイは、皮膚の細菌が汗や皮膚を分解して発生します。ワキの下は、体の脂質やニオイを含んだ汗を出す「アポクリン腺」が発達し、ニオイが起こりやすいです。耳垢が湿っている人はアポクリン腺が多いので、特に気配りをしましょう。
疲れている時や、肉食中心の食生活でニオイが強くなることもあります。ニンニクやネギなどは体全体の体臭にも影響します。スタミナをつけるのには大切ですが、食べすぎには注意です。
また、汗をかきやすい季節は過剰にワキのニオイを気にする人もいますが、しっかりお風呂に入り、清潔にしているならあまり気にする必要はありません。自分のニオイを客観的に感じる事は難しいですが、気になる場合は家族や兄弟に「ニオう?」と聞いてみて、指摘してもらうのが良いでしょう。
気になるワキのニオイ、これで解決3箇条!
ニオイは夏のエチケット。3つの対策法で、さわやかに夏を過ごしましょう。
その1.汗を吸い取る半袖インナーを活用すべし
ワキ汗のニオイと量が気になる人は、吸汗・吸湿性のある半袖のインナーを着ましょう。最近は、汗対策を施したインナーも市場にあるので活用を。一枚着るだけで、汗じみも防ぐのでつり革も安心です。
その2.デオドラント剤・香水を上手に使うべし
ニオイを消すデオドラント剤を適切に活用しましょう。ただし、使い過ぎには要注意。頻繁に使いすぎると、皮膚が荒れてかえってよくないこともあるので、一日一回程度にしましょう。
香水を上手に使うのも手です。香りを選ぶときは、手に付けてからしばらく置き、気発させてからもう一度香りを嗅ぐと◎です。
その3.体はやさしく洗うべし
顔と同じで、体もゴシゴシと洗ってしまうと皮膚に必要な菌まで居なくなり、ニオイが強くなってしまうことも。特にニオイを発しやすいワキや足などは、やさしく洗うよう心掛けましょう。
ニオイ話番外編……好きなニオイのパートナーを選ぶとうまくいきやすい?
同じニオイや体臭でも、いいと思うかキライと思うのかは、とても個人差がありますよね。 実は、“好きだ”というニオイの男性とは関係性が上手くいきやすいのだとか。ちなみに、“心が安らぐ”リラックスすると感じるニオイの男性は、自分と遺伝子的に近い存在なのです。遺伝子的に遠い相手の方が、相性がピッタリなんですよ。
汗やニオイと上手に付き合い、夏をもっと楽しく過ごしましょう!
外崎肇一(とのさき けいいち)
理学博士
元・明海大学歯学部教授。感覚生理学を専門とし、嗅覚・味覚の研究を続ける。著書に「気になるニオイまるごと解決!」(文東社)など。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」「オモロン」など、テレビ出演も多数。